鉛の弾に蝶の翅

Despite all my rage I'm still just rat in a cage

2018.5.27 江戸の戯画@大阪市立美術館

5月27日に「江戸の戯画」の特別展を見に大阪市立美術館に行きました。

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日曜日のお昼なのでかなり混んでました。

僕はこの特別展では、とにかく河鍋暁斎の作品が見たかったので、特に目当てというわけではないやつは人だかりの後ろからチラっと覗き見るくらいにして、あとで図録を買ってじっくりみればいいや、という感じで少し急ぎ目で展示をまわりました。

ただ、国芳の「金魚づくし」はやはり間近でちゃんと見たかったので、人がいなくなるのを待ってからじっくり見ました。しかし、九つある「金魚づくし」シリーズのうち現物が展示されてあったのは三つのみで、あとは「参考図」、つまり実物と同じサイズの絵がプリントされたパネルだったので少し残念でした。

この特別展は週替わりで展示の内容が変わっていくので、違う時期に行けばまた違った「金魚づくし」の現物が展示してあるでしょう。今日僕が見たのは「ぼんぼん」「いかだのり」「玉や玉や」の三つでした。このうち「玉や玉や」は今日までの展示で、5/29〜6/10の展示では「さらいとんび」と「百ものがたり」が追加されるようです。

そして肝心の暁斎ですが、これはもう凄かったです。画力が高いのはもちろんなんですけど、マンガっぽいユーモラスな感じもする絵もあったりしてすごく良かったですね。個人的には「鳥獣戯画  動物行列」がお気に入りです。絵がデカくて迫力がありました。デカい絵はすごい(単純)。

あと、国芳や滑稽名所などの版画作品について、実物を眼で見て思ったのは、彫りや摺りの技術の高さです。これらの作品の魅力のひとつであるその緻密さやカラフルさは絵師の力のみによるものではなく、緻密でカラフルな版画を仕上げることに成功した職人たちのワザによるところも大きいと思うのです。

というわけで今回の特別展、良かったです。国芳北斎もあるので見所は盛りだくさんだと思います。家に帰って図録を見ていたら「あーもう一回ちゃんと見たいなー」という気持ちがふつふつと湧いてきました。もう一回行きたい。

うーむ、暁斎の絵も開催期間中に結構展示内容が変わるようなので、僕はやはりもう一度行きます。今度は平日の午前中に行ってじっくりまわりたいと思います。幸い再来週、大学の授業が休みの日があるので。

 

 

2018.6.15追記

なんだかんだで結局2度目は行けませんでした……

僕がみたかった

地獄太夫がいこつの遊戯ヲゆめニ見る図」と

「風流蛙大合戦之図」は、

それぞれ東京都立中央図書館河鍋暁斎記念美術館にふだんは所蔵されているようなので、いつか見ます。