鉛の弾に蝶の翅

Despite all my rage I'm still just rat in a cage

ギターマガジン2018年10月号の感想

ギターマガジン、変わりましたよね。

去年?おととし?あたりから、ひとつのテーマをものすごーく深く掘り下げたでっかい特集をやるようになって、誌面のデザインとかもガラリと変えてきてますよね。

綴じ方もいつのまにか無線綴じになっちゃってますし、編集部は毎号ムック本を作ってるようなもんですよね。

そんな気合い十分な近年のギタマガの姿勢を僕はかなり評価していて、応援するようなつもりで(毎号ではないですが)ちょっとでも面白そうだなと思ったらとりあえず買うようにしてます。

 

で、今月号。

「我が心の新3大ギタリスト」ってことで、買いました。

去年あたりに「日本のギタリスト」特集みたいなのやってた覚えがあるんで、今回の表紙を見たときは正直「またこんなんか」と思ったりもしたんですが、取材したプロギタリスト一覧の中に結構気になる名前もあったりして(今をときめく崎山蒼志氏とか)、結局買うことにしました。

 

内容ですが、面白かったです。

たくさんのプロの人達がそれぞれ自分の中での「3大ギタリスト」ってのを選んで紹介してるわけなんですけど、「まあこの人ならこういう人選になるよな」って感じで読んでいく中に「えっ、この人がこのチョイス!?」ってなるのも時々あったりして興味深かったですね。

例えば崎山さんのカーク・ハメットとかね。向井さん選ぶのはまあわかるんですけど「まさかのメタリカかよ」っていうね。かなり雑食で色々聴いてるんでしょうね。

逆にほんとにわかりやすかったのはバンアパの川崎さん。CHONの二人に、トーマス・エラック。これはもう3大うんぬんよりも単に好きなギタリストトップ3を反射的に答えたって感じがしますね。ひとことコメントもめっちゃ簡潔で素敵でした。CHONとフォールオブトロイは僕も大好きなので、「おっ!」と思うと同時になんか笑ってしまいました。

あとポルカドットスティングレイの人は山田亮一を挙げるかと思いきやそうでもなかったですね。トム・ミッシュとかマテウス・アサトとか今っぽいネット発のギタリストが好きみたいですね。

しかしトム・ミッシュはこの特集ですごく人気でしたね。こないだのギタマガでもフィーチャーしてましたしかなりきてますよねこの人。 今月号ではある種サブリミナル的に、至る所に彼の名前が出てきて、ついでにご本人登場してましたからね。

最近、SNSからギタリストが出てきて、どんどん台頭してきてるのはほんとに時代だなぁと思いますね。

 

で、一番良かったのは西田修大氏(吉田ヨウヘイgroup)と井上銘氏の対談。僕はこの二人ともよく知らなくて、吉田ヨウヘイgroupは名前は知ってるなー程度だったので、まあ一応見とくかって感じでこの対談読んだんですが、今回の特集内容を総括しつつ、二人それぞれの視点で色んなギタリストのことや今現在の音楽シーンのことなど語っていて、かなり面白く読みました。二人とも本当に音楽が好きで、音楽を聴きまくっていて、その上で冷静に今とこれからの音楽のあり方を見つめている、というのがすごく伝わってきました。

今人気のSNS系のギタリストのプレイに対しても、評価はしてるんだけれども、「やっぱり作品としての楽曲が聴きたい(意訳)」とか「30秒動画も良いけど、8分の曲は意味があって8分なんだ(意訳)」みたいな、作品至上主義というかアート至上主義的な発言をあえてしていたのが好印象でしたね。

この対談は楽器弾かないタイプの音楽好きの人でも面白く読めると思います。

 

まあなんにせよ今月号のギタマガも良かったです。そろそろ機材特集してくれると嬉しいですね。

あと、僕の個人的な3大ギタリストも考えたので、次の記事にしようと思います。